2026年7月〜8月上旬に試したことまとめ — Macアプリ導入とAIエージェント構成の整理
目次
7,8月のMacのあれこれ、開発環境、LLMの整理整頓記録とか。
流れ
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 7/9 | FineTune を導入(アプリ別音量調整) → 廃止 |
| 7/17 | ESET Cyber Security 更新 → いらんかなーと思いつつ、保険で更新 |
| 8/4 | Linear に戻す → プロジェクト管理はちゃんとしたサービスに任せるべき |
| 8/7 | 司令塔を Claude Code から Codex へ移行 |
| 8/9 | T3 Code を廃止 → Hermesと使い分けが面倒 |
| 8/12 | Space Rabbit・を導入 / DeepSeek API 残高切れ → OpenCode Go 移行 / 司令塔を Hermes へ移行 / Cursor Router は不要と判断 |
| 8/13 | Cooldock を導入 / opencode v1→v2 移行 |
| 8/14 | X ブックマーク整理の自動化 |
導入した Mac アプリ
デスクトップ整理・快適化
| アプリ | 導入 | 用途 |
|---|---|---|
| Space Rabbit | 8/12 | スペース(仮想デスクトップ)の即時切り替え。サブモニターを検討したけど視点が動かない方がいいのではとなった。 |
| Cooldock | 8/13 | Dock の見た目を iOS 風のフローティング Dock に変える。X で見かけた。 |
| Crisp | 8/9 | Dell U4025QW の管理(120Hz・DDC 制御)。明るさ変えれる。 |
開発・仕事
| アプリ | 導入 | 用途 |
|---|---|---|
| Cursor | 8/11 | AI エディタ。実装のメイン担当(Pro $20/月) |
| Claude Desktop | 8/6 | Claude のデスクトップクライアント。今は休眠気味 |
| Linear | 8/4 | タスク・プロジェクト管理。 |
| Tailscale | 8/5 | 複数 Mac 間の VPN メッシュ。MBP への SSH に使用 |
オーディオ・周辺機器
| アプリ | 導入 | 用途 |
|---|---|---|
| SoundSource | 7/30 | アプリ別音量・音声ルーティング |
| FineTune | 7/9 | アプリ別音量 + 10 バンド EQ。OSS の SoundSource 代替として試した |
両方とももう使ってない。
AI エージェント構成の整理
7 月末時点の構成と比べると、LLM まわりはこんなに変わった。
実測の利用データ(8/6〜8/12)
「LLM 利用状況」を数字で見るために、Hermes のセッションログを集計した(記録が残っているのが 8/6 以降のため、この期間のデータ)。
| 日付 | セッション | ツール呼び出し | 推定コスト |
|---|---|---|---|
| 8/6 | 15 | 571 | $0.44 |
| 8/7 | 20 | 1,507 | $1.88 |
| 8/8 | 12 | 576 | $0.66 |
| 8/9 | 20 | 763 | $1.12 |
| 8/10 | 46 | 1,915 | $1.51 |
| 8/11 | 26 | 1,356 | $1.64 |
| 8/12 | 26 | 1,156 | $0.52 |
| 合計 | 165 | 8,844 | $7.77 |
- API コール総数は 10,528 回
- トークン合計は約 14.3 億。ただし内訳を見ると 94% がキャッシュリードで、実入出力は入力 1,760 万 + 出力 830 万トークン程度
- 推定コストは $7.77(deepseek-v4-flash $7.15 + 画像認識の gemini-3.6-flash $0.62)。OpenCode Go の定額枠(DeepSeek V4 Flash 4,300 req/5h)内なので、追加の支払いは発生していない
モデルは deepseek-v4-flash が 165 セッション中 164。ほぼ 1 モデルに集中している。主な作業は iris(Tidelist)、tako3.ch、Workspace(umi 案件管理)、TN1 Controller など。
契約・プランの変化
| サービス | 7 月末 | 8/12 時点 | 今後 |
|---|---|---|---|
| Claude Code | Max 5x($100) | Max 5x | 8/15 キャンセル |
| ChatGPT | Pro($200) | Plus($20)自動降格 | 8/29 判断で無料版 or Plus 維持 |
| Cursor | Pro($20) | Pro($20) | Pro 維持(Teams 昇格は見送り) |
| DeepSeek API | 従量課金 | 残高切れ | OpenCode Go に置換 |
| OpenCode Go | — | $10/月・初月 $5 | 定額の実装担当 |
| T3 Code | 評価中 | 8/9 廃止 | — |
9 月以降の月額は Cursor Pro $20 + OpenCode Go $10 の約 $30。7 月末時点の最大構成($300 超)と比べると 1/10 になる。
判断理由
それぞれの判断に至った理由を残しておく。どれも「その機能が本当に要るか」を問い直した結果だ。
OpenCode Go への移行 — 従量より定額の予測可能性
DeepSeek API は従量課金で、残高が尽きると突然止まる。OpenCode Go は $10/月(初月 $5)の定額で、DeepSeek V4 Flash が 5 時間あたり 4,300 リクエストまで使える。個人開発のペースなら実質無制限に近い。モデルは deepseek-v4-flash に固定した。Hermes の司令塔モデルもこれに統一したので、普段の会話・委譲・cron まで 1 モデルで回る。
T3 Code の廃止 — 「3 ヶ月使わなかったら消す」
T3 Code はオープンソースのエージェントハーネスで、複数プロバイダーを 1 画面から操作できる。自動ルーティングがなくスレッドごとに手動でプロバイダーを選ぶ必要があって、結局使わない期間が続いた。このとき「失うものが『能力』か『便利さ』かを区別する。判断がつかなければ 3 ヶ月使わなかったら消す」という原則を自分に課した。T3 Code は便利さ止まりだったので、期限前に廃止を決めた。
Cursor Router は不要 — Hermes がルーターの役割をやってる
Cursor の自動ルーティング機能(Cursor Router)は Teams プラン限定で、これが気になって Teams($40/月)への昇格を検討していた。結論は「不要」。うちでは Hermes がモデルを明示指定して振り分けているので、Cursor 内に自動分類器を入れても完全に重複機能だ。Teams の他の特典(SSO・Bugbot・共有ルール)は 1 人運用では無意味なので、Pro($20)維持で十分と判断した。
Claude Pro のキャンセル — 依存が消えたから
Claude Code を残す理由は「ai-commit-msg(コミットメッセージ生成)が Claude 依存だった」ことだった。8/12 にこれを OpenCode Go へ移行したので、最後の依存が消えた。Claude Code は無料プランがなく $20 が最安なので、使う理由がなくなったら切るのが最小構成になる。
Codex は 2 週間試用してから判断する
当初は「8/31 で ChatGPT 無料版へ移行」と決めていたが、8/12 夜に方針を変えた。8/15 以降は opencode + Cursor の 2 本体制を 2 週間試し、その結果で Codex(ChatGPT Plus $20)を切るか残すかを判断する。試用期間中は Plus のまま Codex も併用できるので、使いながら「本当に要るか」を評価する。
BM25 によるトークン削減は見送り
8/12 に「BM25 で Codex のトークン消費を 30% 抑える」という記事を検証した。自分の全リポジトリを実測したところ、テキスト量は合計約 17MB・2,400 ファイル。論文のデータでは BM25 が grep 探索を上回り始めるのは 30〜40MB のコーパスからで、最大のリポジトリでもその 1/10 だった。トークン削減のレバーは自分の規模だと別のところ(モデル選定・委譲ルーティング・コンテキスト整理)にある、という結論で導入は見送った。
試した自動化・プロダクト
アプリと契約に加えて、7 月〜8 月上旬に作ったり試したりしたものも記録しておく。
X ブックマーク整理の自動化(8/14)
いつも X でブックマークした記事を 1 つずつ投げて聞いていたのをやめて、「勝手に取得 → LLM で要約・メリット/デメリット・自分に合うか判定 → Markdown レポート生成」まで自動化した。X Developer Portal でアプリ登録($5 チャージ)→ xurl で 2 アカウント分のブックマークを取得 → cron(毎朝 7:00)で Hermes が評価して Obsidian にレポートを書き出す。削除はまだやっていない(レポート生成のみ)。
8月後半の展望
整理の結果、最終的な形はこれに落ち着いた。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 司令塔(受付・ルーティング・進行・報告・リスク要素の実装・相談・調査) | Hermes(deepseek-v4-flash) |
| 設計(仕様策定) | Cursor の Grok 4.5 |
| 実装(画面確認要) | Cursor の Composer |
| 実装(画面確認不要) | OpenCode Go(deepseek-v4-flash) |
小さい修正は Hermes が直接実装し、大きいタスクだけ委託する。
8 月中旬に Cursor へ Grok 4.6 が追加された。設計(仕様策定)はしばらく Grok 4.5 の実績を活かしつつ、4.6 も試して判断する。
あと、この 2 週間で「deepseek-v4-flash でいいや」という感覚が強くなってきた。OpenCode Go の定額で足りるなら、Claude Code や Codex は無くてもいいのでは、というところまで来ている。8/29 の試用判断を待たずに、構成はもっとシンプルになりそうだ。
Cursor はプランを上げる方向で検討中。Pro のままでも動くが、ちょうどいい塩梅のプランがないのが悩みどころだ。
まとめ
AI エージェント構成の大整理。
- 新規導入アプリは約 30 本。Space Rabbit・Cooldock などデスクトップまわりの快適化が多め
- 従量課金 API → OpenCode Go の定額($10/月)へ
- 使っていないツール(T3 Code)は原則に従って廃止
- 重複機能(Cursor Router)は買わない
- 依存が消えたサブスク(Claude Pro)は切る。Codex は 2 週間試用してから判断する
- 残ったのは「Hermes 司令塔 + Cursor + OpenCode Go」の 2 本体制、月額は約 $30